俺様彼氏はShy Boy?
「ケチだなぁ。ちょっとくらいいいじゃん」
ふざけ口調で、またケラケラと笑う。
明るく振舞ってるけど、本当は傷心なのかもしれない。
そんなふうに明るく笑ってるけど、本当はすごく傷ついてるのかもしれない。
そう思ったら、ミッチャンを見ていられなくなって。
思わず目を逸らして俯いた。
「ホント大丈夫。だから気にすんな」
ポン、と頭に触れた大きな手。
ミッチャンはいつも笑顔だから。
本心がどこにあるのかわからないことがあった。
傷ついたときも、悲しいときも、怒ってるときも。
その笑顔に隠されてしまっていたことを、あたしは知ってるから。
「ほらほら。比奈が泣きそうになってんなよ」
頭に乗っていた手が、ガシガシと乱暴に頭を撫でだして。
「ちょっ…や、やめてよ!」
グチャグチャになった髪を必死に直すあたしを、ミッチャンはまた豪華に笑った。
「比奈は?」
「ん?」
「…海斗と、うまくいってんの?」