俺様彼氏はShy Boy?


腕を掴まれ、無理やり立たされると。

そのまま後ろにあるベッドに突き飛ばされた。

何度かバウンドして、自分が今どんな状態なのか理解する。

突然すぎて唖然とするあたしを見下ろす海斗。


倒れた拍子に捲りあがったスカートが見えて、慌てて直そうと身体を起こそうとしたところで。

その前に海斗があたしの上に跨って両手を拘束した。


「……海斗?」

「――…つく」

「えっ…」



自分の耳を疑う。

『ムカつく』

確かに今、そう言ったよね?


「海っ……」


あたしが言葉を発する前に、噛み付くように唇を塞がれる。

今度は甘さのない乱暴なキス。

だけど、その乱暴なキスにあたしの心は満たされてしまうんだ。


だって。

それって、嫉妬でしょ?


あたしを翻弄する唇は、次第に首筋まで下りていって。

いつの間にか外されていた胸元のボタン。

ちょうど第二ボタンを外すと見えるその場所に、チクリと甘い痛みを落とす。

そして、ピンクの花びらを咲かせた。


熱を帯びた瞳。

湿った唇。

ニヤリ、意地悪な笑み。


「比奈は俺のだろ?」


ちょっとした独占欲。



また堕ちた、あたし。


< 62 / 479 >

この作品をシェア

pagetop