俺様彼氏はShy Boy?
海斗の腕を掴んで、その場に立ち止まる。
怪訝そうにあたしを見下ろす海斗を下から睨みつけて。
沸々と湧き上がってきたイラつきをそのまま海斗にぶつけた。
「さっきの子は誰? その子はどうしたの!?
いきなり現れて、こんなふうに帰ったらみんなに迷惑がかかるじゃない。未来たちだっているんだよ!?」
わかってるの!? と一気に捲くし立てたあたしは、ハァハァと肩で息をし興奮状態。
「終わった?」
海斗は『だからどうした』という顔であたしを迎え撃つ。
「さっきの女は元カノ。
連絡寄こしたのはあっちで、誘ったのは俺。
比奈が隙だらけで充とベタベタしてるから割り込んだ。
そんな肌を露出した格好で、他の男とイチャつくなんていい度胸だな」
「なっ、イチャついてたのはそっちでしょ!?」
腕組んでたじゃない。
あんなに顔を近くにくっつけてたじゃない。
「俺はいいの。下心ないから。でも、充は違うだろ?」
「ミッチャンは違う!」
「へぇ…何が違うの?」
あたしを射抜くような鋭い視線。
その鋭さに怖気づくも、両足を踏ん張って耐える。
「違わないだろ? 充はおまえに未練タラタラだ」
「未練って…そんなちがっ……」