俺様彼氏はShy Boy?
もう…
あたしは、いったい何がしたいのだろう。
ミッチャンにあんな顔をさせて。
海斗を怒らせて。
きっと、今は未来たちに迷惑をかけてる。
せっかくの遊園地デートを。
あたしが台無しにしてる。
俯いたまま顔を上げられないのは、半なき状態の情けない顔をさらしたくないから。
座ったまま立ち上がれないのは、消えてしまいたいほど情けなくて力が入らないから。
バックの中でケータイが鳴る。
手繰り寄せてケータイを取り出せば、着信は未来から。
「……もしもし」
『比奈!? 今どこ?』
ケータイの向こうから聞こえる未来の声に。
視界がどんどん歪んでいくのがわかった。
ここで泣いたら、今以上に注目されるってわかってるのに。
あたしを心配してくれる未来の優しい声を聞いたら、どんどんぼやけていく視界。
「…ごめっ……」
『どこにいるの? 須藤くんと一緒?』
未来は海斗のことを知っていた。
きっと、ミッチャンから連絡が入って話を聞いたのだろう。