mariage~酒と肴、それから恋~《4》
「わたしのことは、どうするの?!休日、わたし何食べるの!?誰と飲むのわたし!!」

思わずまくし立てる。


やだやだ絶対にやだ!!


他の女が聡の横に我が物顔で座って、わたしは年不相応なこの可愛すぎる箸とともにこの部屋から追い出されるわけ?!


で、わたし幼馴染み代表で結婚式に参列するの?

ニコニコと心の底から祝福するの?


考えただけでゾッとして、せっかく美味しく食べたのに吐きそうだ。


わたしが顔をしかめたら、聡はあきれた顔をした。

「自分は合コン行っといて、何その屁理屈」


「わたしのことはいいの!」


「よくねーし」

聡の強めな切り返しに、ちょっとびっくりした。


「俺だって、玲ちゃんが合コン行くとかデート行くとか、どんな気持ちで聞いてたと思う?

誰が俺の作った料理を美味しいって一緒に食べてくれて、誰が俺に酒をついでくれるんだって、俺だって思ったし」


聡もわたしと同じようなこと言って、同じような拗ねた顔をしている。
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