mariage~酒と肴、それから恋~《4》
「はぁ?!そんなことないし!」

だいたい皆そう言ってくるよね。妥協した方が良いよ、とかさ。

けど違うし!そう言われると腹が立つ。


「玲ちゃん、派手なのが好きだから」


「派手?!」


「だって、地味な地元が嫌だって、都会に出てったじゃん」


うっっ…。そ、それは図星だけど。。。

「“派手”って言うより、“華やか”って言ってくれる?」


そう反論すると、聡はキョトンと首を傾げた。

「派手と華やか?あんま違いが分かんない俺」


「全然違うし!」


華やかな方に憧れるのは人の性だ。


好きになる人も、地味な人より目立つ人が多かった。


小学校低学年の頃の初恋相手はスポーツができて、クラスで一番目立つ男子だった。

(ただ、わたしが小学校の中でお漏らしをしてしまったことがあって。そいつはわたしをからかってきた。で、冷めたんだけど)


高校時代、他校の人気の先輩をめちゃくちゃ頑張ってゲットした。

(二股どころか三股されてたのが判明して別れたけど)


大学時代もサークルで一番人気の先輩と付き合った。

(高校時代と同じような展開でダメになったな)
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