Where it is stuckー滞っている場所ー
天音は、話始めるときに食べ物を水と共に流し込んだようで、口のなかには何も入っていない。


それを見てか、秋鹿は高崎に、


「やっぱり春、食事のマナー良いよね」と、笑いながら話している。


「そうだよな、、、」望月は、「やっと久しぶりに捜査できると思ったんだけどな~」


と、あからさまにがっかりした。


それを見た天音は、「でも、やってるかわかりませんよ」と優しくフォローした。


「よし、そこら辺聞くために、明日にでも枕崎に会いに行こうか」


平子は、少しワクワクしているようだ。


「あれ?平子さん、枕崎さんの電話番号とか、知らないんですか?」


声をあげたのは蕨だ。


平子は知っているわけがないとでも言うように、ぶんぶんと首を降った。



「え?そうなんですか?てっきり知っているものだと、、、」


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