Where it is stuckー滞っている場所ー
平子はまた、ぶんぶんと首を降った。


「やだよ、あんなやつの電話番号なんて~」


「え?そうなんですか?てっきり親友かと、、、」


平子は、今までよりもっと強く首を降った。


「ないない!ただの腐れ縁だよ!」



「、、、」




蕨や他の捜査員達は、平子と枕崎の意外な関係に絶句した。




(とはいえ、捜査員達は、枕崎が来た時の平子の表情から、平子が枕崎を面倒くさがっているのは感じていたのだが)



「ん?どうかした?」



平子は、麻婆丼の最後の一口をかきこみながら言った。



いいえ、と、蕨は優しく笑った。
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