Where it is stuckー滞っている場所ー
「今月はどこに行くの?」


望月は目を見開いて天音に聞く。


すると、さきほど電話をかけていた平子がこちらにやってきた。


「8:00に蒼龍予約しといたから、今のうちに準備しておいて。」


と、天音のほうを向きながら言った。


「蒼龍!?やった!今月は中華なんですね!」


天音が興奮しながら喜んでいると、平子は望月のほうに向き直り、


「望月君は・・・うん、反省文・・・書き終わってね」


半ば呆れながら反省文という現実を突きつけられた望月を慰めた。


「反省文、後何ページ?」


「2ページです」


平子は、望月の進行度が以外に速いことに驚いたのか、少し表情が明るくなった。


「一時間で終わりそうだな」


「はい、、、がんばります、、、」


平子の表情が明るくなったのに気づいたのか、望月も表情が明るくなる。
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