夫の教えるA~Z
ダ、ダ、ダ、ダーーン。

ってか?

唖然として、受話器を持ったまま立ち尽くす。


その後も彼女は、
同じ主張を何度か繰り返した後、最後には感極まった呻き声を上げて、一方的に電話は切れた。


一体、何だったんだ…… 


すっかり毒気に当てられてしまった私は、ようやくショックから立ち直ると、頭の整理をし始めた。


えーっと、つまりだよ?

さっきの彼女はダンナサマと何らかのおシリ合いで、イヴの夜に約束をした。

それも『ヤドリギの樹上でナンとやら』を。

私をずぅっとずぅっと1人にしといてさ。


たしかイヴは、接待で忙しいとか言ってなかったっけ……


それも、嘘なの?


そ、そんなぁ……

いくらアナタサマでも、

そんなのって

あんまりにも

あんまりにも


非道いじゃないか~~~~‼‼



ほとんど衝動だった。


気がつけば私は、財布とケータイをひっ掴み、家の外へと飛び出していたんだ___
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