夫の教えるA~Z
次の日はクリスマス・イヴ。

私は、午前中から夏子姉さんと夜の買い出しに出掛けた。

女子2人でワイワイと、お互いにプレゼント交換なんかもして、終始ゴキゲンに過ごした。

ただし、彼女からのプレゼント、真っ赤なクリスマス仕様の下着には辟易したが。

その日の夜は皆でクリスマス・パーティ。
お昼に準備した料理を並べ、オモチャのクリスマスツリーを飾り、
ケーキまでが準備されていて、子供の頃以来のホームパーティ楽しんだ。


そして…
皆が部屋に引き上げた9時頃。

状況が変わった。

すっかり後片付けも終わった居間には、酔ったお父さんが大の字で熟睡している。

私はオフロを済ませて2階に上がって、またモヤモヤと考え事をしていた。 


ピンポーーン♪


ふいに、玄関のベルが鳴り響いた。



ピンときた。
 
彼だ。

私を探しにきたんだ。


私は急いで床下に耳をつけると、階下の様子を窺った。
 
何やら騒がしい声が聞こえる。


夏子姉さんが彼とやりあっているみたいだ。
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