夫の教えるA~Z
「……ウ、うぇぼっ、ゲホッ。
ゲホゲホッ!
な、何をする!!」
「は…」
途端、強い力で突き放された私は、呆気にとられてしまった。
目の前では、私の下から逃げるように這い出した彼が苦しそうに咳き込んでいる。
「ゲホッ…全く、本格的にするやつがあるかよ…
もっとこうロマンチックに、『王子さまの』アレ的なやつを…」
涙目になりながら文句を言う彼は、生き生きと色つやもいい。
「あ……アキトさん、生きて…
もしかして元気いっぱいで…」
「当ったり前だ。
暫く意識無かったけど。
気がついたら目の前で、オマエがヒステリックに叫んでて……トーコ?
……トーコ」
「…………」
「も、もしかして怒ってるとか?
こないだみたいに…
い、いや悪かった。
ちょっとワルノリし過ぎて…」
「……………よ…」
「い、いや本当ゴメンッ、ごめんなさい。誠に、申し訳ございませんでしたぁっ」
「よ……よかっ……たあぁっ」
「わっ」
私は、ビジネスマン口調で謝る彼に突進すると、その首元に思いきり抱き付いた。
「良かったぁ、良かったよお~…」
ゲホゲホッ!
な、何をする!!」
「は…」
途端、強い力で突き放された私は、呆気にとられてしまった。
目の前では、私の下から逃げるように這い出した彼が苦しそうに咳き込んでいる。
「ゲホッ…全く、本格的にするやつがあるかよ…
もっとこうロマンチックに、『王子さまの』アレ的なやつを…」
涙目になりながら文句を言う彼は、生き生きと色つやもいい。
「あ……アキトさん、生きて…
もしかして元気いっぱいで…」
「当ったり前だ。
暫く意識無かったけど。
気がついたら目の前で、オマエがヒステリックに叫んでて……トーコ?
……トーコ」
「…………」
「も、もしかして怒ってるとか?
こないだみたいに…
い、いや悪かった。
ちょっとワルノリし過ぎて…」
「……………よ…」
「い、いや本当ゴメンッ、ごめんなさい。誠に、申し訳ございませんでしたぁっ」
「よ……よかっ……たあぁっ」
「わっ」
私は、ビジネスマン口調で謝る彼に突進すると、その首元に思いきり抱き付いた。
「良かったぁ、良かったよお~…」