夫の教えるA~Z
「トーコ、信じられないかもしれないが…これは…呪いだ、呪いなんだ!
呪いって解く方法ないのか!?
俺はこんなの、絶対にイヤだ」

「わーん、だからわたしは、最初からずっとそうだってー!
私だってイヤですよ、アキトさんにタッチ出来ないなんてー、ウワーン」

スカッ。
スルッ。

喚きながら避け合っているもんだから、何だか滑稽な感じになってしまっているが、俺達にとっては大問題だ。

散々なパニック状態の後、俺達は呪いを解く方法がないかを探し始めた。
すると…

「あ!
アキトさんアキトさん。見てくださいよ、これこれ」

トーコはさっきのメッセージカードを手にしている。

スルッ。

手ずからに渡しきれずに、空を舞ったそれを掴み取る。

トーコが興奮して言った。

「ほら、よくみて。裏に書いてありますよ!呪われた字体で…」

「うわっ、ちっさい字だな。
何々?"この呪いは、かけたもの以外に絶対に解けません。解きたければ、かけたものの怒りをしずめるよりほかない"」

げっ、まじか。

「これってつまり、籠手川まり子さんに…」

「…会ってこなくちゃ、ならないな」
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