夫の教えるA~Z
フフフ…
わたしがナカナカ戻ってこないことで、きっと秋人(かれ)は焦っていることだろう。
そのブザマな姿を着ぐるみの中で悠々眺めつつ、ついでにアレコレちょっかいをかけて恥をかかせてやる…

つまりこれは、贖罪しつつ人助けもしつつ、おまけに
ウワキものの大神秋人(あのバカ)に制裁を加えてやる、絶好のチャンス。

イイタズラ妖精・トーコなのだ!

「ええ…でも…」
「いいの、いいの!ササ、早く脱いで」
「あ、いやんっ」

激しく遠慮するバイト君をせかしつつ、わたしは、いそいそと行動を開始した。


かくして、『トーコの着ぐるみ大作戦』はスタートを切った。
< 266 / 337 >

この作品をシェア

pagetop