夫の教えるA~Z
たっぷり2時間は飲んで喋って、ひとしきり疲れ、片付けは明日起きてからやろうということで、その夜のパーティは散会した。おじさんと松田クンは、何でも“男同士の親交を深める”とかで、中洲の街に出かけていき、トーコは、夏子お姉さんの部屋に泊めてもらうことになった。
「アキトのヤツ、結局来なかったわねー」
和室の畳の上にら布団が二組並べてある。
枕元にべったり座り、髪を乾かしながら夏子が嘯いた。
「いやそれが、何か本社から急遽やって来た役員の人(※詳しくは「ウカツな赤ずきんちゃんが…」を見てネ❤️)がやたらネチっこいらしく、何度も経営状況の説明をさせられているようで…」
「嘘、こんな時間まで?!…ま、あたしは良かったけどね。
だってさ、おかげでこうやってトーコちゃんと枕並べて夜中までガールズトークできるわけだし」
「確かに」
あっけらかんと笑いかけてくる夏子にトーコも悪戯っぽく笑い返した。
「…私ってさあ、小さい時から、ウジウジするのが嫌いでやたらと強気に出る癖があって。そのせいでちょっと荒れてた時期もあったりして、またまたそのせいで変な男に引っかかったことも一度や二度じゃなくて…
親にはさ、ずっと心配かけてきたんだ。
だから今度のこと、きっと父さんも母さんも、嬉しくって仕方ないんだと思う」
常夜灯のほの暗いオレンジ色の光の中。
ひとしきり馬鹿話に興じた後、夏子はふとトーコに漏らした。
「アキトのヤツ、結局来なかったわねー」
和室の畳の上にら布団が二組並べてある。
枕元にべったり座り、髪を乾かしながら夏子が嘯いた。
「いやそれが、何か本社から急遽やって来た役員の人(※詳しくは「ウカツな赤ずきんちゃんが…」を見てネ❤️)がやたらネチっこいらしく、何度も経営状況の説明をさせられているようで…」
「嘘、こんな時間まで?!…ま、あたしは良かったけどね。
だってさ、おかげでこうやってトーコちゃんと枕並べて夜中までガールズトークできるわけだし」
「確かに」
あっけらかんと笑いかけてくる夏子にトーコも悪戯っぽく笑い返した。
「…私ってさあ、小さい時から、ウジウジするのが嫌いでやたらと強気に出る癖があって。そのせいでちょっと荒れてた時期もあったりして、またまたそのせいで変な男に引っかかったことも一度や二度じゃなくて…
親にはさ、ずっと心配かけてきたんだ。
だから今度のこと、きっと父さんも母さんも、嬉しくって仕方ないんだと思う」
常夜灯のほの暗いオレンジ色の光の中。
ひとしきり馬鹿話に興じた後、夏子はふとトーコに漏らした。