夢の続きは隣の部屋で…
楽しいはずの時間が、すこしずつ過去の思い出にとらわれはじめる。
「でさー、そんとき……って乃里花ちゃん?聞いてる?」
「えっ…?……あっごめん。ぼーっとしてた」
幼稚園のころ拓登と過ごした日々が次々と浮かんでくる。やはり忘れるには相当の覚悟と時間が必要かもしれない。
乃里花はキュッと目をつぶり、頭をプルプルと振った。
「乃里花ちゃん?大丈夫??俺、話しすぎかな?」
「う、ううん、違うの。へーきへーき。」
颯太が心配そうに乃里花の顔を覗き込んだ。縮まる距離に胸が高鳴る。
「おまえら、飯、もーすぐ出来るから」
良いタイミングでキッチンから拓登の声がかかる。
その声に2人はパッとカウンターにいる拓登のほうに顔を向けた。
「おっ、待ってました!拓登特製めちゃうまメシ!!」
キッチンカウンターに置かれた3枚のお皿からは、フワフワのたまごがちょこんと顔を出している。
時間にして約10分、あまりにも早い完成に乃里花は慌てて立ち上がった。
「あっ、ごめんなさい、手伝おうと思ってたんだけど…」
話に夢中になってました。
言葉より先に乃里花はバタバタとカウンターに向かうと、すでに出来上がっている料理たちをテーブルに運んだ。
「いい、俺、1人のが作りやすい」
ぶっきらぼうに返ってきた返事は、いつも通りなのか、機嫌が悪いようにも見えた。
「でさー、そんとき……って乃里花ちゃん?聞いてる?」
「えっ…?……あっごめん。ぼーっとしてた」
幼稚園のころ拓登と過ごした日々が次々と浮かんでくる。やはり忘れるには相当の覚悟と時間が必要かもしれない。
乃里花はキュッと目をつぶり、頭をプルプルと振った。
「乃里花ちゃん?大丈夫??俺、話しすぎかな?」
「う、ううん、違うの。へーきへーき。」
颯太が心配そうに乃里花の顔を覗き込んだ。縮まる距離に胸が高鳴る。
「おまえら、飯、もーすぐ出来るから」
良いタイミングでキッチンから拓登の声がかかる。
その声に2人はパッとカウンターにいる拓登のほうに顔を向けた。
「おっ、待ってました!拓登特製めちゃうまメシ!!」
キッチンカウンターに置かれた3枚のお皿からは、フワフワのたまごがちょこんと顔を出している。
時間にして約10分、あまりにも早い完成に乃里花は慌てて立ち上がった。
「あっ、ごめんなさい、手伝おうと思ってたんだけど…」
話に夢中になってました。
言葉より先に乃里花はバタバタとカウンターに向かうと、すでに出来上がっている料理たちをテーブルに運んだ。
「いい、俺、1人のが作りやすい」
ぶっきらぼうに返ってきた返事は、いつも通りなのか、機嫌が悪いようにも見えた。