ぼっちな彼女と色魔な幽霊
「あのなぁ。手芸好きで明るい奴なんかいくらでもいるだろ?」
呆れたようにヨウは言う。
「いるかもしれないけど、わたしはすでに暗くてぼっちな人なんだから、スタートが違うんだよ」
「どう違うんだよ?」
「違うよ。わたし底辺だもん。クラスの中の底辺だもん。ヨウにはわからないよ。
クラスって弱肉強食で出来上がってるんだからね。
食物連鎖のピラミッドがあるなら、ヨウみたいなキスのうまい人は、絶対てっぺんだけど、
わたしみたいな本がお友達なんですなんてすましてもバレてるようなぼっちは底辺なんだもん。これ以上、下げたくないもん」
ヨウに言ってもどうしようもないことを、だけど我慢できなくて一気に吐き出した。