ぼっちな彼女と色魔な幽霊
「……今日二個にしたの。お腹すいてると思って」
「バーカ。空腹ピークでも、ひとつしか食えないんだよ」
そう言うと、半分に割って片方をわたしの口につっこんだ。
「ひょっとなにふるのほ!」
「うるさいから黙らそうと思って」
全くわたしの扱い雑なんだから。
「お前みたいな奴はさ、何しても恥ずかしいんだからパンツ見せて歩いてると思えばいんだよ」
「はっ?」
「あとは何見せたって大したことねーだろってことだよ」
「例えがエロいのは色魔だからか……」
「その色魔やめれ」
敢えて無視をすると、
「とれたてのツナはうまいな」
と、ヨウは呟いた。
「とれたてなわけないでしょうが」
仕方なく突っ込む。昨日買ったばかりの缶詰めだとお互い知っているから。