あの日の君を僕はいつまでも忘れない。
桜の季節
慣れないセーラー服を身にまとい、不器用なりに頑張ったが結局歪んでしまったリボンを付けて、桜のじゅうたんを優しく踏み、そこへと向かった。
着いた頃には沢山のわたしたち新入生が集まっていて、どさくさに紛れて輪の中へ入る。
もちろん、寄って来てくれる友達なんて居るはずもなく、ただただその場でいかにも友達が沢山いるという妄想をしていると、クラス発表が始まった。
はしゃぐ人、悲しむ人、色んな人がいる中、無反応なわたしはなんて愛想のない奴なのだろうか。
わたしは1年4組という看板を探し、その教室へと向かった。
それを見つけて教室へ入った。
怖いくらい静かだった。
大人しいクラスなのかなと思ってみたけど、最初はそんなもんか、とも思った。
自分の席へ座ってみたものの、居心地が悪すぎてつい廊下へ飛び出した。
さっきまであんなに沢山の人がいたのに、もう今はほとんど誰も居ない。廊下の窓から外を眺めてみる。風がちょうどいいくらいに涼しくて、ずっとここに居られるような気さえした。
気持ち良くて、ぼーっとしていると、その声でわたしは我に返った。
「涼しいね」
着いた頃には沢山のわたしたち新入生が集まっていて、どさくさに紛れて輪の中へ入る。
もちろん、寄って来てくれる友達なんて居るはずもなく、ただただその場でいかにも友達が沢山いるという妄想をしていると、クラス発表が始まった。
はしゃぐ人、悲しむ人、色んな人がいる中、無反応なわたしはなんて愛想のない奴なのだろうか。
わたしは1年4組という看板を探し、その教室へと向かった。
それを見つけて教室へ入った。
怖いくらい静かだった。
大人しいクラスなのかなと思ってみたけど、最初はそんなもんか、とも思った。
自分の席へ座ってみたものの、居心地が悪すぎてつい廊下へ飛び出した。
さっきまであんなに沢山の人がいたのに、もう今はほとんど誰も居ない。廊下の窓から外を眺めてみる。風がちょうどいいくらいに涼しくて、ずっとここに居られるような気さえした。
気持ち良くて、ぼーっとしていると、その声でわたしは我に返った。
「涼しいね」