無糖バニラ
酸素は確保出来たけど、状況は何も変わっていない。
これじゃ、お客様だって困るだろうし。
「パウンドケーキおいしそう!これ、手作りって嘘ついて渡したら受け取ってくれるかな?」
「芦沢くんに?やめときなよー。甘いもの嫌いだって噂だよ」
「ええー」
同じ学校の子だ……。
しかも、翼を好きな……。
離れたがっていたはずのあたしは、今度は翼の腕をギュッとつかんだ。
あたしよりも早く、翼は気づいたんだ。
だから、こんなふうに隠れて……。
これじゃ、お客様だって困るだろうし。
「パウンドケーキおいしそう!これ、手作りって嘘ついて渡したら受け取ってくれるかな?」
「芦沢くんに?やめときなよー。甘いもの嫌いだって噂だよ」
「ええー」
同じ学校の子だ……。
しかも、翼を好きな……。
離れたがっていたはずのあたしは、今度は翼の腕をギュッとつかんだ。
あたしよりも早く、翼は気づいたんだ。
だから、こんなふうに隠れて……。