愛言葉ー溺愛ー
「じ、実際にやる?⋯っえ!?」
聞こうとしたところで丁度彩芭が迫ってきたので聞くことができなかった。
「さい、は⋯くん?」
「⋯喋んな⋯⋯」
鼻と鼻がぶつかりそうなくらい近づき視線が絡む。
ぎゅっと目を閉じるとちゅっと頬にキスされ、その唇が首筋へと落とされる。
彩芭の瞳がいつもより鋭く祭莉を捉えた。口調も、性格もすべて全くの別人のようになったかのような変わりようだ。
「ひゃっ!?⋯や、やめっ⋯!」
拒もうとしても遅く、首筋に立った牙がその白い肌に吸い付くように埋め込まれていく。
「や⋯⋯う⋯っ!」
チクッと痛みが走り、いつまでも慣れない血の吸われる感覚に声を漏らした。