ズボラ女が恋する瞬間
泣きそうになる気持ちを、グッと抑える。


「誰か居るのか?あかりの中に」


彼の言葉に、三浦の顔が浮かぶ。


「その顔は、居るんだな。それでも良い。俺は許すし、受け止める。だから・・・」


彼の言葉の途中で、首を横に振る。


「もう、止めよう。間違ったんだよ、お互いに」

「なんで、そんなこと言うんだよ?あかり」


近づいてくる彼に、自然と後退りする。

そんなあたしの態度に、彼は酷く傷ついた顔する。


「俺を、捨てないでよ」


怯えるようにゆっくりと手を伸ばす彼がとても脆くて、気持ちが揺らぎそうになる。

でも、ダメだと思った。

このまま、流されちゃいけない。

あたし自身の為に・・・

そして、彼自身の為にも・・・

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