ズボラ女が恋する瞬間
前と何ら変わらず、仕事に追われる日々。

そこに大翔との時間が増え、1人で休む時間は減った。

だけど、不思議と不満はなかった。

そして気付けば、街はクリスマス一色に染まっていた。

社内でも、それなりクリスマスの話題が上がる。

大翔と付き合っていることを隠しているわけではないが、報告する必要もないので、あたし達の関係を知る者は美緒と新井しかいない。

だからか同僚たちから寂しいクリスマスだと思われ、同情されていた。

12月25日が、クリスマスと言うイベントの日だと言うのは知っている。

だからと言って仕事を余し、定時に帰る同僚たちが、あたしからしたら逆に理解できない。

近年1人でクリスマスを過ごしていたせいか、プライベートの約束があったとしても、社会人なら仕事を優先するべきだと思ってしまう。

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