ズボラ女が恋する瞬間
「今年は行かないの?」

「行かねぇよ。つか、喧嘩売ってる?」


これっぽちも、そんなつもりはない。


「いや、別に。そんなつもりはないけど」

「普通、聞かねぇだろ。自分の男に、合コン行かないのかなんて」

「・・・確かに」


言われてみれば、そうかもしれない。


「俺がお前の男だって、お前時々忘れてるよな」

「そんなこと、無いと思うけど」


付き合っていることは、自覚している。

休日も、一緒に過ごしているし。


「ホントかよ」

「仕事してる時は、忘れてるかもしれない」

「ほら」


呆れたように、大翔が鼻でバカにする。

仕事は仕事だし、プライベートのことを持ち込むのは間違ってると思うし。

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