ズボラ女が恋する瞬間
でも・・・

何となく、今無性に大翔に伝えたくなった言葉がある。

あたしは大翔の前に回り込み、笑顔で言う。


「好きだよ。一緒に居て、楽しいし」


そして何事もなく、再び歩き始める。


「お前、サラッとそう言うこと言うの止めろよ」

「なんで?言いたい時に、言っても良いじゃん。あたしが言いたかったんだから」


恥ずかしく、ないわけじゃない。

ただ、前はちゃんと相手に言いたいことも言えなかったから・・・

だから、大翔には思ったことはすぐに言いたい。

後から、後悔なんてしたくないから・・・


「外で飯食わないで、適当に買って、俺ん家で食うぞ」


さり気なく、あたしの手を繋ぐと、大翔はそのまま歩みを進める。

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