ズボラ女が恋する瞬間
大翔の言葉通り、スーパーで適当に食べ物などを買い、大翔の部屋と向かった。

そして部屋に入るなり、熱く、深いキスをされる。

少し息が上がるあたしとは裏腹に、澄ました大翔が無償にムカつく。


「ほら、飯食おうぜ」


あたしのことを残し、サッサッと中へと入って行く大翔の背に「バカ」と文句を口にした。

買ってきた食べ物たちを口にしながら、流れるテレビに視線をやる。

今日がクリスマスだと言うのに、お節料理のCMが流れる。


「お前、正月どうすんの?」


同じくCMを目にした大翔が、あたしに尋ねる。


「実家帰るのか?」

「特に、帰る予定はないけど」


それに、うちの家族は独特だし。

せっかくの休みに実家に帰っても、疲れるだけだ。

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