ズボラ女が恋する瞬間
「帰らなくても、何も言わねぇのか?」

「連絡すら、何年も取ってない」

「わりぃ」


何故か、大翔がいきなり謝る。


「なんで、謝るの?」

「いや、気まずいのかと思って」

「全然。別に仲が悪いわけじゃないよ?ただ連絡も来ないし、しないだけ」


何かあれば、連絡はしようと思っていた。

ただ、何もないから連絡をしないだけの話だ。

たぶん、あっちも。


「そう言う大翔は、正月帰るの?」

「一応、顔くらいは出す。お前も来るか?」

「なんで?!」


大翔の言葉の意図がわからないが、いきなりのことに動揺してしまう。


「来たくねぇなら、来なくても良いけど」

「そう言うわけじゃなくて、ただビックリして」


いきなり親に会えなんて言われたら、誰だって動揺する。

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