ズボラ女が恋する瞬間
「なぁ、お前。結婚とか考えたことある?」

「いつかはしたいなぁって言う、漠然とした夢はありました。でも今は・・・仕事を辞めたくない」


今は、仕事が、大翔と一緒にする仕事が楽しくて仕方ない。


「お前はまだ若い。それに今は、仕事が楽しい時期だろうしなぁ。辞めたくないなら、辞めなくても良い。でも、その代わり」

「その代わり?」

「お前のこれからの時間を、俺にくれ」


・・・え?

そう言うと、小さな箱をテーブルに置かれる。

これって・・・


「貰ってくれんの?」

「あたしが、貰っても良いの?」

「他に誰がいるんだよ」


呆れたように笑うと、大翔はあたしの手を取り、その上に小さな箱を乗せる。

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