ズボラ女が恋する瞬間
「泣いても良いよ」

「泣くだけの、想いがあればいいのに・・・」


そしたら、きっとあたしと彼の今は違っていたと思う。

電話するくらいで、悩むことなんてなかっただろうし。

就職先も彼と相談して、もっと一緒に居る時間を作ろうと思えば出来ただろう。

でも、お互いにしなかった。

だから、あたしと彼の今はこんな形になってしまったんだ。


「あたしは、自分が悪者になりたくないだけ。だから、彼に言えない。あたしのせいで、関係が壊れたと思われたくないから」

「あかりだけが、悪いわけじゃないよ」


ありがとう、美緒。

その言葉に、少し救われたよ。


「とりあえず荷物まとめて、うちに行こう」


美緒の言葉に、あたしは適当に荷物をまとめた。

そして、その日から美緒の家にお邪魔することになった。

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