ズボラ女が恋する瞬間
早いもので、あっという間に1ヶ月が過ぎようとしていた。

美緒の家に居るから、あの気味の悪い手紙に怯えることもない。

会社にも一緒に出勤し、帰ってくれば美緒が居る。

あたしは美緒の存在に救われ、すっかり忘れていた。

だけど、何も解決していなかった。

仕事に追われ、その日も残業をしていた。

やっとのことで仕事を片付け、自分のデスクの上を整理していると出てきた手紙。

何も書かれていない封筒を見て、一瞬不思議に思ったが、何も考えずに封を明けた。


『どうして帰って来ないの?』


体が、震えた。

どうして、相手はあたしが家に帰ってないことを知ってるの?

見られてる?

相手は、どこまで知ってるの?

どこの誰なの?

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