小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
順番に出てくるコースのお料理もお誕生日に続いて2回目。

ちょっとは慣れてスムーズに進む。

でも枝豆のポタージュっていう緑色の液体が出てきたときはふたりとも時が止まった。

「…これは…」

ふたりとも絶句しつつも口に運ぶと味は美味しかった。
さすが一流ホテル…。







「じゃ、行こっか!」

「えっ!?」





食事が終わって早々、ハルトが立ち上がった。

せっかくこんなにキレイな夜景とホテルなのに…。

なんで…?

不思議に思いつつもハルトのあとを付いていく。

立ち止まったのはホテルの部屋の前。



「ここ!部屋とったんだ〜!」



ハルトはいたずらっ子みたいに笑ってカードキーを差し込んだ。




< 299 / 416 >

この作品をシェア

pagetop