冷徹社長が溺愛キス!?

「一日でやれとは言ってないから、心配しないで」

「……そう、ですよね……」


ヘラっと笑って返した。
日数のことを言いたかったわけではないんだけどな……。
園田さんは、毎年こんな果てしない作業をひとりでやっていたんだ。


「本当にお疲れ様でした」


思わず敬意を表したくなってしまい、座ったまま頭を下げた。


「やだ、なぁに? 私に早く去れって言いたいの?」


園田さんが冗談めかして笑う。


「え? あ、違います。そうじゃなくて。園田さんはやっぱりすごいなぁって」

「誉めたって、何も出ないわよ?」


私の素直な感想に、園田さんは照れ臭そうに笑った。

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