冷徹社長が溺愛キス!?
中に乗り込むと、四階までは部屋がないのか、タッチパネルには五階から二十五階が表示されていた。
社長が二十二階をタッチする。
音もなく扉が閉まると、静かに上昇を始めた。
「あの……私が部屋に行っても大丈夫なんですか?」
しかも、ただ行くだけではなく泊まるのだ。
三木専務には何て説明するんだろう。
それとも、内緒にするんだろうか。
いくら彼女と比べものにならないほどレベルの低い私でも、女に変わりはないのに。
社長は「別に」とぶっきらぼうに答えただけだった。
高速エレベーターなのか、それほど間を置かずに二十二階へ到着。
社長の背中を追って行くと、右手に曲がった突き当りのドアの前で立ち止まった。
カードキーをかざしドアを開ける。
「入れ」
社長に言われて、おずおずと中へ入る。
すると、階下のエントランス同様にピカピカの大理石の玄関が現れ、その先には広い廊下が続いていた。
出されたスリッパを履いて、さらに奥へと突き進む。
すると、私の前に目を疑う光景が現れた。
見たこともない広さのリビングの一面にある大きな窓の向こうに、宝石を散りばめたような夜景が広がっていたのだ。
わぁ……すごい……。