冷徹社長が溺愛キス!?
「……はい」
彼が私に言うことといえば、たいていが何かに対する忠告ばかり。
今度は何を言われるのかと、嫌でも身構える。
「今朝のような失態は、今後ないようにしてください」
クールな眼差しがギラっと光る。
やっぱり忠告だったのだ。
「はい……以後、気をつけます……」
肩を竦めて項垂れた。
「もういいじゃないの、加藤くん。朝だってちゃんと謝ったんだから」
朝同様、麻里ちゃんがかばってくれた。
「いいえ、雨宮防衛隊さん」
「だから、私はそんな名前じゃないから!」
「知っていますよ、沢木さん」
加藤くんは、麻里ちゃんのほうを向いてメガネを持ち上げた。
「雨宮さんは一度や二度言ったくらいでは頭に入らないようですので」