冷徹社長が溺愛キス!?
社長が正直者過ぎて、泣けてくる。
それじゃいったい、どこを好きになってくれたんだろうかと不安になる。
「それが気づけば、なんだか放っておけなくなって。まさか本当に自分のものにしたくなるとは思いもしなかったよ」
“自分のものに”という言葉が、私の心をグッと引きつける。
そう思ってもらえるようになるとは、今の今まで本当に思いもしなかったから。
「私ずっと、社長は専務と付き合っていると思っていました」
「俺とアイツが!? まさか。やめてくれよ。鼻っ柱の強い女は苦手だ」
専務も似たようなことを言っていたっけ。
社長はオーバーに手を顔の前で振り否定した。
「でもこの前、三木専務と加藤くんが結婚していることを知って」
社長は大きく目を見開くと、ニヤリと笑みを浮かべた。
「そうか。奈知にバレたのか。アイツら、いつまで隠すつもりなんだか知らないがな。まぁ、今日はそれを逆手に取って、加藤には動いてもらったわけだ」
……加藤くんに?
それじゃ、私を今すぐ会社まで戻れと呼び戻したのは、社長の指図だった?