冷徹社長が溺愛キス!?

「理解し難いな」


首をひと捻り。険しい顔で言われてしまった。


「ともかく行くぞ」

「はい!」


とりあえず元気よくすることで、動きの遅さをカバーしよう。
返事をした大きな声で、近くにいた鳥が一斉に飛び立った。

社長には私の意図は伝わらないようで、顔をしかめたあと、なぜか軽く微笑んだ。
変な女だと思われたようだ。

“変態”で“頭がおかしい”という彼の私に対する評価に、返事をしただけで“変人”も加えることとなった。



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