冷徹社長が溺愛キス!?

「視察先は韓国。ブロードバンドの先進国だ。そこでオンラインゲームのエンターテインメントとしての位置づけの高さにカルチャーショックを受けて、帰国後、そのビジネスを手掛けようと思い立ち、今に至る。以上だ」

「はぁ」


コクンと頷きながら、口から息が漏れるように返事をした。


「“はぁ”?」

「あっ、すみません。あまりにもレベルが違い過ぎて……」


能天気に過ごしていた私の学生時代をなかったことにしたいくらい。


「まぁ、そうだな。頭の中が常に花畑の奈知と一緒にしてもらっちゃ困る」

「……え?」


頭の中が、花畑……?


「今も満開か?」


クスっと笑いながら、社長はからかうように私を見た。


「……花は咲いていないと……」


強く否定することもできずに、ボソボソと口ごもる。

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