そろそろ、恋始めませんか?~優しい元カレと社内恋愛~
今日は、4月1日。
新年度の始まりの日だ。
店を出るとき携帯の画面を何気なく見て気が付いた。
「もう、四月か…」
町の街路樹や、小さなスペースに植えられた桜も小さな花を咲かせ始め、薄暗い冬の空気が残った街に、ポツン、ポツンとほんのりと控えめな色を付ける。
私は、駐輪場に自転車を止め、ウィンドブレーカーを脱ぎ、それを通勤用のリュックにしまって、会社に向かう前にビルの地下にあるコンビニに寄る。
「おはよう、亜湖」
レジ待ちをしていると、同期の北原紗和が声をかけて来た。紗和は、缶のブラックコーヒーとおにぎりを手に私の後ろに並んだ。
紗和は、私とランチに行く以外は、いつもここでおにぎりを2つ買う。
私は、いつも同じって、よく飽きないなと紗和のおにぎりを見て思う。
きっと、余計なもの食べないから、スリムなんだろうなとも考える。
紗和が、私が手にしてる緑茶を見て言う。
「なんだ、亜湖なにも買ってないの?じゃあ、ちょっとこれ、返してくる」
「買わないの?」
私は、後ろを振り返って、背の高い彼女に話しかけた。
紗和は、持っていたおにぎりを棚に戻しに行った。
紗和は食事なんて、ただお腹に入れるだけでいいって言う。
どうしたの?さすがに飽きたとか?
おにぎりもいらなくなっちゃった?
それなのに、食べるものなんて全然興味のない、お酒飲むなら行くっていう紗和が、
「今日は、久しぶりに食べに行こうよ」
何て言う。
珍しい、紗和から誘ってくるなんて。
「うん。いいけど」
私も、何となく食べたいものがなく、どれにしようか決めかねてたからいいけど。
新年度の始まりの日だ。
店を出るとき携帯の画面を何気なく見て気が付いた。
「もう、四月か…」
町の街路樹や、小さなスペースに植えられた桜も小さな花を咲かせ始め、薄暗い冬の空気が残った街に、ポツン、ポツンとほんのりと控えめな色を付ける。
私は、駐輪場に自転車を止め、ウィンドブレーカーを脱ぎ、それを通勤用のリュックにしまって、会社に向かう前にビルの地下にあるコンビニに寄る。
「おはよう、亜湖」
レジ待ちをしていると、同期の北原紗和が声をかけて来た。紗和は、缶のブラックコーヒーとおにぎりを手に私の後ろに並んだ。
紗和は、私とランチに行く以外は、いつもここでおにぎりを2つ買う。
私は、いつも同じって、よく飽きないなと紗和のおにぎりを見て思う。
きっと、余計なもの食べないから、スリムなんだろうなとも考える。
紗和が、私が手にしてる緑茶を見て言う。
「なんだ、亜湖なにも買ってないの?じゃあ、ちょっとこれ、返してくる」
「買わないの?」
私は、後ろを振り返って、背の高い彼女に話しかけた。
紗和は、持っていたおにぎりを棚に戻しに行った。
紗和は食事なんて、ただお腹に入れるだけでいいって言う。
どうしたの?さすがに飽きたとか?
おにぎりもいらなくなっちゃった?
それなのに、食べるものなんて全然興味のない、お酒飲むなら行くっていう紗和が、
「今日は、久しぶりに食べに行こうよ」
何て言う。
珍しい、紗和から誘ってくるなんて。
「うん。いいけど」
私も、何となく食べたいものがなく、どれにしようか決めかねてたからいいけど。