そろそろ、恋始めませんか?~優しい元カレと社内恋愛~
私は、紗和と一緒にエレベーターで、管理部門がある8階のフロアまで上がる。

8階には、紗和が所属する総務課と、私が所属する法務課がある。エレベーターが8階で止まっって、扉が開いた。


私と紗和は、女子更衣室に向かうために左側に行こうと思った。


ん?

曲がろうと体を向けた時、反対側のフロアの入り口の辺りに目が釘付けになった。


うちの課長が、背の高い男性と楽しそうに話している。

男性は、こっちに背を向けてるから、顔までは見えない。


見えないけど…

私の五感が、何か異物みたいなものを捕え、レーダーみたいに反応した。


ええっ?


視界の端に、淡いブルーのストライプのシャツが見えてる。
あのタイプのシャツに見覚えがあった…


近くで見ないと、ストライプの細くて白いラインが分からないけど。


彼が好んで着てたものだ。
彼以外の男性が着てても、別に珍しいシャツじゃないと自分に言い聞かせる。


ちょっと待って、
でも、首から肩にかけてのラインからのシルエットは彼のものだ。

いいえ、そんなはずない。
淡いブルーのシャツの男性に反応してるだけかも…


そうよ。何かの間違い。
彼がこんなとこにいるはずない。

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