健康診断の甘い罠

出来上がった料理を並べるのを手伝って、向い合わせで座って食べ始める。


千紗の作ってくれたご飯を食べながらついついじっと千紗を見てしまう。


「何?」


俺の視線に気付いた千紗が不思議そうな顔で首を傾げる。ご飯粒が顔についてないか確認してるし。


それを見て笑ってしまうと千紗がちょっと赤くなる。本当に千紗はかわいくて面白くて、見てて全然飽きない。


「ご飯ついてないから大丈夫だよ。彼女なのも今日までだなって。明日から俺の奥さんだもんね」


そう言うと千紗が俺を見て微笑む。笑顔が本当にかわいくて心が和むな。


ずっと一人でいいって昔は思ってたけど、今は千紗のいない生活なんて考えられない。


千紗に俺なしじゃ生きていけないようにするって言ったけど、そうなったのは結局俺の方だ。





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