健康診断の甘い罠

今日、驚かれてばっかりだな。和弥くん、そんなにひどい事してきたんだろうか。


先輩二人の中の和弥くんのイメージ、ちょっと悪い気がする。


ちょっと意地悪な所もあるけど、和弥くん優しいのに。


「毎晩電話って、かなり意外かも。そういうのめんどくさがりそうなのに」


なんか、寝る前に私の声聞くと落ち着くとかで毎日かけてくるけど、また驚かれそうだし恥ずかしいから黙っておこう。


「かなり健全なお付き合いをしてるみたいだね。結城さん、優しい?」


高倉さんにそう聞かれて私は頷いて、二人の顔を交互に見る。


「はい、優しいです。だから一緒にいるとすごく安心できるんですけど……あの、その……お二人は、あの」


恥ずかしくてなかなか肝心な言葉を言えなくて私は深呼吸をする。


「だ、旦那さんに、その……触れてほしい、とか……思いますか?」


やっとの事でそう言った私の言葉を聞いて高倉さんと一ノ瀬さんは顔を見合わせる。


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