クールな准教授の焦れ恋講義
四月も二十日になり先生の誕生日が見えてきた。仕事を終えて帰宅してから部屋のカレンダーに目を遣る。
先生とはちょうど一週間前に研究室で会ったきりで、特に会う約束もしていない。会いたい気持ちは十分にあるけれどさすがに休日返上で古書店の手伝いもしているので身体の疲れがあまりとれていない。澤井さんや和弘くんにも心配されたけど、倒れるほどではないし私も楽しんでしているのだ。
それにしても今日は睡魔が強いな。
ベッドに横になるとすぐ傍の棚の上に置いてあった携帯が震えた。無視しようかどうかしばらく悩んでから重い瞼と格闘し、結局は身体を起こす。
手を伸ばして画面を確認すると記された名前に睡魔は完全にどこかにいった。
「もしもし?」
「今、電話大丈夫か?」
電話の相手は先生だった。
「帰ってきたところです。どうしたんですか?」
すると電話の向こうで少し躊躇った気配を感じた。
「今度の日曜日は空いてるか?」
私は目を丸くしてカレンダーに再び視線を戻した。先生はさらに続ける。
「土曜日は出勤だろ? ここのところ忙しくてなかなか時間もとれなかったからな」
これは気を遣ってお誘いをしてくれているのだ。いつもなら飛び上がりそうになるくらい嬉しくて考える間もなく首を縦に振るのに今回ばかりはそういうわけにもいかない。
先生とはちょうど一週間前に研究室で会ったきりで、特に会う約束もしていない。会いたい気持ちは十分にあるけれどさすがに休日返上で古書店の手伝いもしているので身体の疲れがあまりとれていない。澤井さんや和弘くんにも心配されたけど、倒れるほどではないし私も楽しんでしているのだ。
それにしても今日は睡魔が強いな。
ベッドに横になるとすぐ傍の棚の上に置いてあった携帯が震えた。無視しようかどうかしばらく悩んでから重い瞼と格闘し、結局は身体を起こす。
手を伸ばして画面を確認すると記された名前に睡魔は完全にどこかにいった。
「もしもし?」
「今、電話大丈夫か?」
電話の相手は先生だった。
「帰ってきたところです。どうしたんですか?」
すると電話の向こうで少し躊躇った気配を感じた。
「今度の日曜日は空いてるか?」
私は目を丸くしてカレンダーに再び視線を戻した。先生はさらに続ける。
「土曜日は出勤だろ? ここのところ忙しくてなかなか時間もとれなかったからな」
これは気を遣ってお誘いをしてくれているのだ。いつもなら飛び上がりそうになるくらい嬉しくて考える間もなく首を縦に振るのに今回ばかりはそういうわけにもいかない。