あなたの願いを叶えましょう
私たちは赤いギンガムチェック柄の安っぽいテーブルクロスがが掛かった席に着く。

「いらっしゃい。何にする?」

黒い引っ詰め髪の女性がお冷とおしぼりを持って来た。

浅黒い肌に堀の深い顔立ちをしており、片言なので恐らく外国の方だろう。

「シンハービール2つ。あと軽くおつまみでも頼もうか」

梁川さんの提案に私は「いいですね」なんつって同意する。

「じゃあ青パパイヤのサラダ、えびせん、空芯菜の炒めもの、パッタイ、唐あげのパクチーとスィートチリ添えくをださい!」

梁川さんはメニューを見ながら次々とオーダーして行く。

軽くおつまみという量ではない。

梁川さんは何かを思ったのか目を見開きハッとした表情で顔をあげた。

「冨樫さん、一杯目はビールで大丈夫だった?」

そこかい。

思わず心の中で突っ込む。

「大丈夫ですよ」

「よかった」

梁川さんはホッとして頬を緩ませる。

「冨樫さんも好きなの頼んでね」

私はメニューを受け取りパラパラと捲る。

梁川さん結構大量にオーダーしていたので控えめに生春巻きだけ注文する。
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