あなたの願いを叶えましょう
さすがのナオシも仕事中にからかったのはまずいと思ったのか「おっと」と小さく声を上げる。
そしてすぐさま完璧な営業スマイルで取り繕う。
「これは失礼いたしました。うちの波留がいつもお世話になっております」
ナオシは内ポケットからスマートに名刺ケースを取り出し、中から一枚抜き取ると梁川さんへ差し出した。
そこには某大手外資系証券会社の会社名とロゴが印刷されている。
「波留の兄です。出来の悪い弟がご迷惑おかけしていませんか?」
梁川さんは「いや…そんな…全然」と口ごもりながら華奢な手で名刺を受取る。なんだ歯切れが悪くていつもと様子が違う。
「どうしたんですか?梁川さん。もしかして白米食べ過ぎてお腹痛くなっちゃいました?」
俺が訪ねると梁川さんは小さく首を横に降る。
「波留、お前女性に対してデリカシーがなないな」
ナオシが、呆れたような口調で言う。
お前が言うな、と言ってやりたいが、梁川さんは驚くべきことに耳まで赤くなっている。
まさか……
そしてすぐさま完璧な営業スマイルで取り繕う。
「これは失礼いたしました。うちの波留がいつもお世話になっております」
ナオシは内ポケットからスマートに名刺ケースを取り出し、中から一枚抜き取ると梁川さんへ差し出した。
そこには某大手外資系証券会社の会社名とロゴが印刷されている。
「波留の兄です。出来の悪い弟がご迷惑おかけしていませんか?」
梁川さんは「いや…そんな…全然」と口ごもりながら華奢な手で名刺を受取る。なんだ歯切れが悪くていつもと様子が違う。
「どうしたんですか?梁川さん。もしかして白米食べ過ぎてお腹痛くなっちゃいました?」
俺が訪ねると梁川さんは小さく首を横に降る。
「波留、お前女性に対してデリカシーがなないな」
ナオシが、呆れたような口調で言う。
お前が言うな、と言ってやりたいが、梁川さんは驚くべきことに耳まで赤くなっている。
まさか……