あなたの願いを叶えましょう
会議が終わり、ノロノロと席を立ち上がろうとすると「黒澤くん!」と呼び止める声が聞こえた。
振り返ると、梁川さんが資料を手に持ち黒澤波留の方へチョコチョコ歩いていく。
どうやら彼女も部長会に出席していたようだ。
2人は資料を手に何やら話し込んでいる。
耳元で梁川さんが何やら囁くと、黒澤波留は柔らかく目元を綻ばせた。
なんだ…このモヤっと感。
言い知れぬ感情が胸の中に濃い霧のように広がっていく。
「とがしー」野口さんに声を掛けられてふと我に返る。
「原田部長に渡す資料をもらうの忘れちゃったよう。あんた気い利かせて二部とかもらったりしてないよね」
「まっさかー」
私の資料に目を落とすと、ぐちゃぐちゃと訳の解らない悪戯書きがだらけ。
野口さんに至っては『今月買うものリスト』が書き込まれている。
しかも項番1は『胡麻油』だった。
全然仕事に関係ない。
私と野口さんは顔を見合わせてあははーと笑いあう。
振り返ると、梁川さんが資料を手に持ち黒澤波留の方へチョコチョコ歩いていく。
どうやら彼女も部長会に出席していたようだ。
2人は資料を手に何やら話し込んでいる。
耳元で梁川さんが何やら囁くと、黒澤波留は柔らかく目元を綻ばせた。
なんだ…このモヤっと感。
言い知れぬ感情が胸の中に濃い霧のように広がっていく。
「とがしー」野口さんに声を掛けられてふと我に返る。
「原田部長に渡す資料をもらうの忘れちゃったよう。あんた気い利かせて二部とかもらったりしてないよね」
「まっさかー」
私の資料に目を落とすと、ぐちゃぐちゃと訳の解らない悪戯書きがだらけ。
野口さんに至っては『今月買うものリスト』が書き込まれている。
しかも項番1は『胡麻油』だった。
全然仕事に関係ない。
私と野口さんは顔を見合わせてあははーと笑いあう。