あなたの願いを叶えましょう
暫し迷った挙句、そっと袋に手を入れて手のひらにチョークの粉をつけてみる。
適量を擦り付けて、パタパタと手を叩き余分な粉を落としていく。
「挑戦して…みようかな」
「そうそう、その意気だよエン」
優奈は白い歯を見せてにっこり笑った。
初心者用の垂直の壁に設置されたスローパーに恐る恐る手をかける。
足を掛け、ぐいっと身体を持ち上げて、手を伸ばし、次のスローパーを掴む。
何これ…マジしんどい…
身体を持ち上げる腕がプルプル震える。
「エン!もっと足使って!」
下から優奈の檄が飛ぶ。
言われた通りホールドに乗っけた足に力を入れてぐいっと身体を持ち上げた。
必死になって壁をよじ登っていくその様はまさに崖っぷち。
今私の置かれている状況を見事体現しているように思えて笑えてくる。
実際、そんな余裕はないのだけど。
「赤の出っ張りに手ェ掛けて!」
優奈の指示に従い必死で腕を延ばす。
ゴールのまであと少し…
足を踏ん張り身体を持ち上げ、左腕を伸ばしてなんとか最後のスローパーを掴む。
適量を擦り付けて、パタパタと手を叩き余分な粉を落としていく。
「挑戦して…みようかな」
「そうそう、その意気だよエン」
優奈は白い歯を見せてにっこり笑った。
初心者用の垂直の壁に設置されたスローパーに恐る恐る手をかける。
足を掛け、ぐいっと身体を持ち上げて、手を伸ばし、次のスローパーを掴む。
何これ…マジしんどい…
身体を持ち上げる腕がプルプル震える。
「エン!もっと足使って!」
下から優奈の檄が飛ぶ。
言われた通りホールドに乗っけた足に力を入れてぐいっと身体を持ち上げた。
必死になって壁をよじ登っていくその様はまさに崖っぷち。
今私の置かれている状況を見事体現しているように思えて笑えてくる。
実際、そんな余裕はないのだけど。
「赤の出っ張りに手ェ掛けて!」
優奈の指示に従い必死で腕を延ばす。
ゴールのまであと少し…
足を踏ん張り身体を持ち上げ、左腕を伸ばしてなんとか最後のスローパーを掴む。