超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「……この俺を、翻弄しようたって、そうはいかねんだよ…」

私の策略をとっさに察したらしい銀河が、ふっと唇の端に笑いを浮かべた。

「じゃあ、こうしたら……? 理沙…」

ふいにそう言われたかと思うと、銀河が着ていたライトグレーのスーツを脱いで、私の頭からすっぽりとかぶせた。

急にできた暗闇の中に、銀河が頭を潜り込ませて、

「ほら…こうしたら、誰からも見られないし、キスよりもっときわどいことも…できるぜ?」

と、声をひそめて、耳元へ囁いた。
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