MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
たしかに四月の雨にしては冷たい。
先ほどから気温もぐっと下がって冷えてきた。
雨に濡れたところから体温が奪われていて、体が冷たくなっているのを自分でも感じる。
「いいから、おいで」
まるで捨て猫でも拾うように、その人は私の手首を掴んで入り口の扉を開けて入って行ってしまう。
店内は暖房が効いていて想像以上に暖かかった。それだけで心も身体もホッとできる。
外から覗いたときは見えなかったが、ほかに何組か来店客の姿があった。
ここは外と違って、ゆっくりと時が流れている感じがする。不思議な空間だ。
私たちは窓際のテーブル席に腰を降ろし、男性がロイヤルミルクティーをふたつ頼んだ。
「傘、持ってなかったの?」
「……はい。私、雨女なのに」
「……そう」
先ほどから気温もぐっと下がって冷えてきた。
雨に濡れたところから体温が奪われていて、体が冷たくなっているのを自分でも感じる。
「いいから、おいで」
まるで捨て猫でも拾うように、その人は私の手首を掴んで入り口の扉を開けて入って行ってしまう。
店内は暖房が効いていて想像以上に暖かかった。それだけで心も身体もホッとできる。
外から覗いたときは見えなかったが、ほかに何組か来店客の姿があった。
ここは外と違って、ゆっくりと時が流れている感じがする。不思議な空間だ。
私たちは窓際のテーブル席に腰を降ろし、男性がロイヤルミルクティーをふたつ頼んだ。
「傘、持ってなかったの?」
「……はい。私、雨女なのに」
「……そう」