MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「だ、だったら……どうして私が話したときに自分だって言ってくれなかったんですか?」
ホテルで話したとき、ロイヤルミルクティーを一緒に飲んだのは自分だと気づいたなら、教えてくれたらよかったのに。
「……言えないだろ。綺麗な思い出話を語る君に、その男は俺だなんて。ウソ臭くなるから君は信じないかもしれない」
そ、そんな……
途中から自分の話だと気づいても、ずっとそのまま話を聞いていたとは。
それを知らされた今、恥ずかしくて死にそうだ。
「日下さん……私のことを覚えてたんですね。名前も知らない女子高生とお茶したことなんか、イケメンのお兄さんには取るに足らないことで、きっと忘れられているんだろうと思っていました」
「ちゃんと覚えてたよ。だから俺が傘を買いに行った日、雑貨店で君が働いてたから驚いたんだ」
「え? あのときすでに……私だって気づいてたんですか?!」
初めて日下さんが雑貨店に傘を買いに来た雨の日。
日下さんは当然すぐに私に気づいたのだと、クスリと笑いながら言った。
ホテルで話したとき、ロイヤルミルクティーを一緒に飲んだのは自分だと気づいたなら、教えてくれたらよかったのに。
「……言えないだろ。綺麗な思い出話を語る君に、その男は俺だなんて。ウソ臭くなるから君は信じないかもしれない」
そ、そんな……
途中から自分の話だと気づいても、ずっとそのまま話を聞いていたとは。
それを知らされた今、恥ずかしくて死にそうだ。
「日下さん……私のことを覚えてたんですね。名前も知らない女子高生とお茶したことなんか、イケメンのお兄さんには取るに足らないことで、きっと忘れられているんだろうと思っていました」
「ちゃんと覚えてたよ。だから俺が傘を買いに行った日、雑貨店で君が働いてたから驚いたんだ」
「え? あのときすでに……私だって気づいてたんですか?!」
初めて日下さんが雑貨店に傘を買いに来た雨の日。
日下さんは当然すぐに私に気づいたのだと、クスリと笑いながら言った。