MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
こうして騒がせてしまうと想像がついていたから、話さないでおこうと思っていたのに。
私がうっかり棚野さんに喋ったせいで、みんなにバレてしまった。大ごとにはしたくなかったが仕方ない。
棚野さんは仕事の途中だったので、いったん会社に戻っていき、宣言どおり私が遅番で仕事を終えるころに車で迎えに来てくれた。
「わざわざ送ってもらうなんて、すみません」
「いいんだ。俺がしたくてしてるんだから。あ、どこかでご飯食べる? でも遅くなったらいけないから今日は近くの店で」
それには素直に「はい」とうなずいた。どうせ家に帰っても冷蔵庫にはなにもない。
帰りにコンビニか二十四時間営業のスーパーに寄ろうと思っていたくらいだ。
ここで棚野さんの申し出を断ってお弁当を買って帰るのは、さすがに失礼だからできない。
ファミレスでいいですよと言うと、棚野さんは運転しながら偶然見つけた店の駐車場へと車を停めた。
店内は空いていて、すぐにテーブル席に案内される。
私はミートドリアとサラダのセット、棚野さんはハンバーグセットを注文した。
「明日は、早番? 遅番?」
「早番です」
「良かったら今出てるシフト表をメールで俺に送っておいてよ。遅番の日はできるだけ迎えに行くから」
棚野さんが運ばれてきたハンバーグを頬張りながら、さも当然かのようにそんな提案をしてくれた。
私がうっかり棚野さんに喋ったせいで、みんなにバレてしまった。大ごとにはしたくなかったが仕方ない。
棚野さんは仕事の途中だったので、いったん会社に戻っていき、宣言どおり私が遅番で仕事を終えるころに車で迎えに来てくれた。
「わざわざ送ってもらうなんて、すみません」
「いいんだ。俺がしたくてしてるんだから。あ、どこかでご飯食べる? でも遅くなったらいけないから今日は近くの店で」
それには素直に「はい」とうなずいた。どうせ家に帰っても冷蔵庫にはなにもない。
帰りにコンビニか二十四時間営業のスーパーに寄ろうと思っていたくらいだ。
ここで棚野さんの申し出を断ってお弁当を買って帰るのは、さすがに失礼だからできない。
ファミレスでいいですよと言うと、棚野さんは運転しながら偶然見つけた店の駐車場へと車を停めた。
店内は空いていて、すぐにテーブル席に案内される。
私はミートドリアとサラダのセット、棚野さんはハンバーグセットを注文した。
「明日は、早番? 遅番?」
「早番です」
「良かったら今出てるシフト表をメールで俺に送っておいてよ。遅番の日はできるだけ迎えに行くから」
棚野さんが運ばれてきたハンバーグを頬張りながら、さも当然かのようにそんな提案をしてくれた。